情報提供医師

黒木 健文(福岡ひざ関節症クリニック 院長)

医学博士/日本整形外科学会認定 専門医

黒木医師の詳しいプロフィール

膝の人工関節の感染症に不安を感じています。

5年前に右膝の手術をしましたが、痛みが取れず人工関節手術を考えています。ただ、持病に糖尿病があり、感染症のリスクを聞いて怖くなりました。糖尿病でも再生医療を受けることは可能ですか?また、再生医療にも感染リスクなどはあるのでしょうか?

糖尿病の方の場合は、重症度によって治療実施の可否を判断いたします。

■人工関節置換術と感染リスク

人工関節置換術では、合併症として、手術に伴う感染のリスクがあり、感染した場合は、再手術が必要になることもあります。
一方、血糖コントロール不良な糖尿病患者さんの人工関節置換術は、そうでない方に比べて感染症にさらされるリスクが高いのは確かです。
糖尿病に罹患し、かつその治療が不十分だと、血液中の血糖値が慢性的に高い状態になり、細胞のエネルギー源となる糖分が十分細胞内に取り込まれにくい状態になります。このようなときは、リンパ球などの白血球が、細菌などの外敵に対する防御機能(免疫反応)を十分に発揮できないことがあり、その結果、感染のリスクが高くなるのです。
糖尿病の方は手術を受ける、受けないの前に、まず糖尿病の適切な治療を受け、日頃から血糖値のコントロールを心がけてください。

■再生医療と感染リスク

再生医療においても、注射に伴う感染のリスクがないわけではありませんが、当院では血糖値のコントロール状況を加味し、治療の可否を慎重に判断いたします。血糖値がコントロールできていない場合は治療にリスクを伴うため適応外となることもありますが、コントロールが良好に保たれている方は、糖尿病患者さんであっても再生医療を受けていただくことは可能です。
ちなみに、当グループで行っている再生医療に関しては、治療によって引き起こされたと考えられる感染症は、現在までのところ報告されていません。
いずれにせよ、患者様の安全を第一に治療の適応を判断いたします。よろしければはじめてのご来院予約より一度ご相談にお越しください。

 

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